【新唐人2015年08月15日ニュース】
天津での前例の無い大爆発で多くの消防隊員が殉職しました。爆発の原因について消防隊員が倉庫に保管されていた化学物質の消火のため、放水したことによって起きたとの見方が出ています。日本の消防隊員は、このような事故は日本で発生する可能性は極めて低いとの見解を示しました。
爆発時の中国政府当局の発表では、たくさんの消防隊員が駆けつけ、水で消火作業をしたとありますが、今回のような化学薬品爆発のケースにおいては水での消火は大敵です。
日本テレビアナウンサー
「水を使ってはいけないケースでは、どのように消火するのでしょうか?」
火災・燃焼問題専門家 鈴木弘昭(すずき ひろあき)氏
「しばらく時間を置き、水の代わりに砂など反応をしないもので、被せるしかないですね」
日本の消防隊員によると、化学爆発の対応は一般消防隊員ができることではなく、専門の化学消防隊員が対応すべきで、日本の場合だと消防学校で専門の訓練を受けます。
また消防局内部組織は、異なる分野に対応する部門があり、救急科、予防科、危険物取扱科、火災調査科などに分かれます。
東京消防庁消防隊員
「大規模施設では、火災を大きくしないということが大事です」
消防部門で普段から厳密な訓練が行われる体制を整えていれば、火災現場で正しい対処ができ、大きな悲劇に至ることはないでしょう。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/08/15/a1217493.html (中国語)
(翻訳/王、金丸 ナレーター/佐藤 映像編集/李)